1995年より6次産業化に取り組む

今でこそ、あちらこちらで6次産業化を謳う商品や企業事例を耳にしますが、当社はまだそんな言葉もない約25年前、高知県安芸市の地域おこしをしたいという想いのもと、農家2軒を含むサービス業などの異業種メンバーが出資して立ち上がった会社です。

高知県安芸市は日照時間や雨量に恵まれ、生産量日本一の冬春ナスをはじめ、柚子などの果樹類を栽培する第一次産業が基幹産業のまち。「基幹産業である第1次産品を活用しご当地アイスを製造販売し、喜ばれる商品でみんなの未来を明るくする」をコンセプトに、自社アイスクリーム工場及び販売店舗を備えた社屋を建て、社名を「安芸グループふぁーむ」としました。

焼きナスのアイスの誕生

弊社は野菜でアイスクリームを製造するという難題をいくつも克服し、その中から主力商品の「焼きナスのアイス」が誕生しました。

出資者の喫茶店でミーティングを開いたときのこと、「焼きナスをアイスに混ぜてみたら…」という話になり、早速試すと「これはイケル！」と全員一致。珍しさもあって、メディアなどで、すぐに取り上げられて話題になりました。

しかし、ここからが大変な道のりでした。喜んでもらえる、リピートしてもらえる商品として、確かな味と品質向上への挑戦が始まったのです。試行錯誤を重ねた末に、表皮が薄く柔らかな品種のナスを選び、それをじっくりと炭火で焼き上げ、アイスに加工する製法が生まれたのです。「焼きナスのアイス」は、おかげさまで、様々な賞をいただくほどになりました。

高知県で生まれた野菜のアイス、「とさの野菜アイス」

弊社は高知県内の農家さんや酒蔵さんなどを訪ね、「ナスをアイスにする」というアイデアを出発点に、高知県の素材にフォーカスしたアイスを製造販売しています。これらの商品を「とさの野菜アイス」とし、焼きナスのアイスだけでなく、高知県の素材を生かしたアイスを製造するメーカーとして、微力ながら地元・安芸市の経済を支える企業をめざし、思わず笑顔になる「とさの野菜アイス」を皆様のもとにお届けしていきます。

＜高知県内&高知県外の販売店＞